歯 科 治 療 症 例
case
症例1:ホワイトニング~オールセラミック(ジルコニア)クラウン装着
突然ですが、この写真の歯の中にかぶせ物の歯があります。一目見てわかりますでしょうか?
正解は、上の歯の1番前2本になります。
このページでは当院で最も汚れが付きにくく・経年劣化が少なく・見た目が自然で・高価であるオールセラミック(ジルコニア)クラウン をご紹介いたします。
2021.3.2
24歳男性 交通事故により前歯を折ってしまい、痛いとの事で来院されました。
レントゲン写真からも前歯が折れてしまっていることが分かります
歯の中にある神経(歯髄)が一部むき出しになっています
事故当日に歯の神経を取る処置~仮歯を装着するところまで処置いたしました。
2021.4.6
前歯のお痛みが和らいできたとの事でしたので、より精密な仮歯を装着しました。
その際、患者さんより「以前からホワイトニングに興味があり、この際やってみたい」というご希望や、元の歯並びや歯の形が分かる参考画像をご提供いただきました。そして、かぶせ物を装着する前にホワイトニングを行い、行った後の歯の色にあわせてかぶせ物を作製していくことになりました。
かぶせ物の種類は、なるべく丈夫で自然な色調を再現できる『オールセラミック(ジルコニア)クラウン』となりました。またかぶせ物の形については、元々開いていた真ん中の隙間を詰めるよう作製する事になりました。
患者さんからご提供いただいた写真(事故前の歯並びや歯の形の参考写真)
事故前は1番前の歯と歯の間に隙間があったことがわかります 別角度。1番前の歯が少し内側に捻じれています
精密な仮歯を装着した写真
2021.4.14
ホワイトニング(オフィスブリーチ)をおこないました。
処置前と後にお口の中の写真を撮影し、どれだけ白くなったかその場でモニターに映し比較いたします。
事故により折れてしまった上の前歯2本は仮歯ですので色は変わっておりません。
ホワイトニング前
ホワイトニング後
2021.4.21
レントゲン写真を撮影し、根の先や骨に異常がない確認しました。
歯の根の先に黒い影(根尖病巣)が無いか確認しました。
まだほんのわずかに前歯の揺れや痛みの症状は残っていますが、日常生活に問題ない所まで回復したとの事でしたので、同意の上かぶせ物の型取りを行いました。
かぶせ物の色を患者さんと選択
2021.5.7
かぶせ物が完成しましたので装着いたしました。
この時も依然として前歯に違和感・わずかな痛みが残っていましたので、今後も生じる可能性があることを説明し、患者さんからご同意を得た上でかぶせ物を装着いたしました。
オールセラミック(ジルコニア)クラウンの写真
表側 裏側 内側
2021.5.19
経過観察を行いました。
事故当初から約3ヶ月経ちましたが、いまだ違和感や前歯に物が強くあたると痛いという症状は取りきれていないものの、日常生活に問題はないとのことでした。
今後も長期的に経過を追っていきたいと思います。